終活にアーリーはない。思い立った時が最適なタイミング
宮前区役所では、今後急速な高齢化が予想される中、人生をより楽しく豊かに過ごしてもらうために、早いうちから前向きな終活を考える「アーリー終活」に取り組んでいます。
「アーリー終活」を始めるきっかけとして、宮前区オリジナルの「プレ・エンディングノート」を作成しました。プレエンディングノートとは
体力・気力・判断力が充実していて、人生の折り返しである40~50代から始める前向きな終活「アーリー終活」のきっかけとして、これまでの人生の振り返りや「 やりたいことリスト」の作成など、今後の人生を豊かに過ごしてもらうための、宮前区オリジナルのエンディングノートです。
作成にあたっては、川崎フロンターレに協力いただき、川崎フロンターレのキャラクターである「ふろん太」「カブレラ」「ワルンタ」の一言アドバイスを掲載しています。
出典:川崎市宮前区 : プレ・エンディングノートを書いてみよう! ~アーリー終活、トゥギャザーしようぜ!~
はじめに
「アーリー終活」という言葉を耳にしました。
川崎市が40~50代向けに提案しているニュースなどもあり、「終活は早すぎないか?」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、私は40.50代はアーリーではないと考えています。
むしろ、思い立った時こそが最適なタイミング。終活は“人生の終わりに備えること”ではなく、“人生後半をどう生きるか考えるための機会”だからです。
終活は「人生の棚卸し」ではなく「人生後半の設計」
多くの方が誤解しがちですが、終活は決して「死の準備」だけではありません。
むしろ、自分の価値観を整理し、これからの人生をどう過ごすかを考える「未来設計の場」でもあります。
40.50代は、体力や判断力も十分にあり、キャリアや家庭もある程度落ち着きを見せる時期。
このタイミングだからこそ、自分の望むライフスタイルをじっくり描くことができるのです。
40.50代からの終活で考えたいポイント
(1) 働かずに暮らしたい場合
- 貯蓄や投資の整理を進める
まずは老後の生活費を具体的に把握しましょう。世帯区分月間生活費(目安)年間生活費備考単身高齢者約14万円約170万円総務省「家計調査」2022年夫婦(ゆとりある生活)約25万円約300万円旅行や趣味を含む生活- 「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で年金額を確認し、不足分を算出。
- 例:年金月額22万円、生活費月25万円 → 月3万円不足 → 年36万円不足。
- 仮に20年間(65〜85歳)続くと 720万円 の資金が必要。
- さらに退職後〜年金受給開始までの生活費も別途準備が必要です。
- 趣味やライフワークの準備を整える
趣味は「独りで楽しむもの」と考えるのが自然です。40・50代から始めるなら、まずは自分が本当に楽しいと思えることを見つけることが大切です。続けていくうちに、自然と仲間やコミュニティが生まれることもあります。- 語学や楽器、写真、園芸など、ひとりでも没頭できる趣味
- 読書や執筆、絵画、手芸など、自宅で楽しめる活動
- 旅行や散策など、生活に張りをもたらすライフワーク
ねんきんの受取予定額をスマホでもチェックすることができます
👉子なし夫婦老後の計画 — スマホで年金支給予定額を確認する方法 | 住まいの終活 すましゅう
(2) 社会とつながりを保ちたい場合
- リスキリングによる再就職や副業への備え
- 40.50代でも新しいキャリアを築ける時代。
- デジタルスキル、資格取得、語学などを通じて再就職や副業に挑戦できる。
- 副業を小さく始めることで、収入源とやりがいの両立が可能。
- 地域活動やボランティアを通じた社会参加
- 社会と関わることで孤立を防ぎ、心身の健康を維持できる。
- 地域サークル、NPO活動、教育・子育て支援など、自分の経験を活かす場が多数。
- 「自分の存在価値」を実感できる場となります。
(3) 心身の安心を確保する準備
- 健康面での習慣づくりやチェック
- ウォーキングやストレッチなど、無理のない運動を習慣化。
- バランスの取れた食事と睡眠を意識。
- 定期健診やがん検診を欠かさず、生活習慣病の早期発見を目指す。
- 心の健康にも配慮し、地域や友人との交流を大切にする。
- 医療費に備え、高額療養費制度や保険の見直しも忘れずに。
- 「住まいの終活」など暮らしの環境を見直す
| 検討ポイント | 具体例 |
| バリアフリー化 | 手すり設置、段差解消、浴室・トイレの安全対策 |
| 住み替え | 広すぎる家から小規模住居やサービス付き住宅へ |
| 空き家対策 | 実家や自宅の売却・賃貸・リフォームを早めに検討 |
| 立地条件 | 病院・スーパー・交通機関へのアクセス重視 |
| 書類整理 | 不動産名義や権利関係を明確化、家族にわかりやすく整理 |
住まいの終活についてもっと詳しく知りたい方は下の記事もお読みください
👉資産になる家ってどんな家?40代・50代から始める“住まいの終活”のススメ | 住まいの終活 すましゅう
![]()
「思い立った時」がベストタイミング
終活に「早すぎる」ということはありません。
20代でも60代でも、「やってみよう」と思えたその時がベストなタイミングです。
大切なのは、「これからどんな風に暮らしたいか」を言語化し、形に残しておくこと。
エンディングノートやライフプラン表を使えば、自分の考えを整理しやすくなります。
▼エンディングノートに|ライフプラン表は、老後を安心して過ごすための心強い味方です。老後資金の可視化は、安心して生活するための大切な準備のひとつです。
未来の不安を解消するには、早めに具体的な計画を立て、自分自身で安心できる老後を築くことが必要です。今から始める少しの準備が、これからの人生にゆとりと安心をもたらしてくれることでしょう。
まとめ
「アーリー終活」という言葉に惑わされる必要はありません。
40.50代は人生後半戦のスタート地点であり、未来を描く絶好の時期です。
終活を通じて、仕事・お金・住まい・社会参加を見直し、自分らしい人生後半を設計していきましょう。思い立ったその時から始めることで、後半の人生をより豊かにできるはずです。
![]()
【本ページで参考にした文献】
|
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール【電子書籍】[ ビル・パーキンス ] 価格:1683円 |
![]()
|
「おふたりさまの老後」は準備が10割 元気なうちに読んでおきたい!68の疑問と答え【電子書籍】[ 松尾拓也 ] 価格:1760円 |
![]()

